自然に寄り添い生まれる作品

最近ハマまっている事、

ユーチューブでストリートピアニストの動画を見る。

 

いやー、いいですね。

生演奏。

私も生で聴きたいです。

 

そこであるピアニストの方が坂本龍一さんの戦場のメリークリスマス演奏していて、

思い出しました。

 

何年か前、

ドキュメンタリー映画祭と言うものをカナダでやっていた時に坂本龍一さんのドキュメンンタリー映画 ”コーダ” 見た事を。

 

はっきりとは内容は覚えてないのですが、

311のデモの時のこととか。

坂本龍一さんのガンとの戦い

音の探求

などが描かれていたドキュメンタリーだった。

 

ちなみにちらがトレーラー

www.youtube.com

 

坂本龍一さんの日常を追ったドキュメンタリーではなく、もっと深い内容になっていたいました。

坂本龍一さんの普段の一面、音楽制作で見せる一面、時事的なことに対する思い、ガンとの向い戦う姿。

坂本龍一さんという人のほんの一部ではあるけれども、少し距離感が縮まるような内容だった。

ドキュメンタリーなので特別なドラマ的なものはないのですが、いろんな思いが詰まった内容になぜか私は最後には号泣してました。

本当に見てよかったって思えるドキュメンタリーでしたね。

 

特に印象に残ったシーンが、

音の探求をしている坂本龍一さん。

森や川、水、雨、と行った自然が作り出す音に耳を傾けているシーン。

自然から発生する音に関心を持ち

その音がどんな風に聞こえるのかどんな音を生み出すのか

自然に寄り添い

嬉しそうに耳を傾けて聞いているところが何とも印象的だった。

 

 

そんな自然の音が特に生かされているのが、

坂本龍一さんの映画音楽ではないだろうか。

その音楽を聴くと

映画のシーンの空気感が伝わってくる

その場面の匂い、風の当たる感じ、漂う空気感、温度、

それらが音を通して感じられる

そんな状況の雰囲気を音で表現するって

本当にすごい

 

 

そして、

全く関係ないのですが

自然を自身の作品に取り入れるアーティスト

で私が勝手に連想した、

世界的に有名な建築士

アントニガウディー

 

何年か前にスペインのバルセロナに彼の作品を見たくて見に行った。

有名どころの

サクラダファミリア

なんともユニークな教会なのですが

そのパーツパーツの作品のディテイルが自然から取り入れた模型

葉っぱの模様だったり、松ぼっくりだったり、木の形だったり、虫の模様だったり、

まるで、この建物自体が一つの生態系のよう

そして

遠くから見たら、成長し続ける生き物のようだった。

 

そんなガウディーの作品多くは自然からインスピレーションを受けたものが多かった。

実際にガウディーの建築に訪れ、

彼の作品に触れた時、

その不思議な世界観に魅了された。

ほとんどの建築は丸みを帯び

中に入ると母体に入ったかのように包まれる感覚だった。

 

今尚成長し続けるガウディーの作品

世代を超え、いろんな人が彼の作品に触れ、感動し、影響を与え、愛され続ける

そして今尚彼の意思を引き継ぎ、成長し続け、受け継がれている。

 

 

坂本龍一さんの音楽もガウディーのようだなーと

勝手に思わせていただきました。

 

世代を超え坂本龍一さんの音楽は愛され続け、

そして、坂本さんの音楽に影響を受けあたらな才能が生まれる。

そういった意味で、坂本さんの音楽は成長し続け、世界中の人に感動を与え続ける。

 

そして

2人の共通点である、

自然に寄り添い生まれる作品

 

自然って、先生なんですよね

完璧なバランスでそこにある

何年もかけ

今の形になった

人間よりも遥か昔からこの地球で存在している

大先輩

なので、自然から学ぶことって多い

私たち人間も生態系の一部なのに

まだまだですね。。。

 

自然に敬意を示し

もっと成長せねば

 

思いにふけった1日でした。

 

バルセロナに行った時のサクラダファミリア